先日、何年かぶりに吉祥寺に行ったというのに、また行きたいなぁと思っている。私が住む場所からは抜群のアクセスとは言いがたいので足が鈍るところなんだけど、それでも行きたいと思うのは、あのパン屋さんを知ってしまったから。
大正通りの脇にあるギャラリーfeve。見た目は綺麗なギャラリー風の建物の地下1階に、小麦の香りが香ばしいパン屋さん Dans Dix ans がある。
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初めてその名前を聞いたのは去年の春。さくらバザーでお会いしたkdさんとsiestaさんが話していて、ダンディーな名前のパン屋さんだなぁと思いながら(笑)聞いていた。
有名なフレンチシェフがプロデュースしたパン屋で、まだ出来たばかり(2005年4月オープン)だと話していたけれど、私の興味の先はパンではなく、旬な情報を仕入れるkdさんやsiestaさんのアンテナの広さの方だった。最寄り駅や観光スポットならいざ知らず、普段行かない街の情報なんて私は全然持っていない・・・。
その後、再三吉祥寺に行く機会を逃していてパン屋さんの事は忘れてしまっていたけれど、ギャラリーに行く準備中にふと思い出して調べてみたら、ギャラリーと同じ住所だったので俄然興味が湧いてきた。ギャラリーと同居するパン屋とはどんなもんなんだ?
階段を下ると大きなガラス窓があって、とてもパン屋の風情ではないので戸惑ってしまった。規則正しく陳列されたパンも”食べ物”というよりも”美術品”のような装いで、香ばしい香りがなければパン屋とは思えない(AllAboutでの紹介記事で店内の写真が見られます)。
私は窓際にある吊り棚に並んだ食パンの中から、豆乳と小麦で作ったS77というパンを購入。パウンドケーキのような小ぶりなサイズなので、360円と言う金額は普通のパンに比べると割高だけど、有名パン屋さんと比べればお手軽だし、何しろ食べきりサイズというのは気が楽だ。
薄めにスライスしてバターを乗せて焼いてから、蜂蜜やメイプルシロップを添えてムシャムシャ。淡く小麦の甘味が広がって香ばしさが口の中に満ちてくる。ここ最近食べたパンの中では美味さスマッシュヒット!
悪食かなぁと思いながらも、パンと一緒に甘さを抑えたお汁粉を添えて食べてみたら、これまたメチャクチャ美味しかった。パンの端っこにチョンと小豆を乗せて口に運ぶと、小豆の甘さと小麦の香りがミックス。餡子にはあんぱんのようなふんわりパン生地しか合わないと思っていた私の発想を覆した感じ。
今回はプレーンなパンを買ったけれど、今度は惣菜パンや別のパンも食べてみたい。でも、しばらくは吉祥寺に行く用事はないんだよな・・・。パンを買いに、それだけのためにまた出かけようか。井の頭公園でお花見でもしつつ、ね。
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先日ヌルメスニエミの本を読ませていただいたsiestaさんのお家で、夜から始まったのは粽(ちまき)大会。大会というかお食事会ですね(笑)。
お正月を台湾で過ごしたsiestaさんが、味を忘れない内にと料理に精を出した粽作りのエントリーを見て「ウマソー」と思っていたら、それじゃぁ粽大会でも開きましょうかと声をかけて下さった。scandinavianistさんと私の二人でお邪魔しま~す。
その日は狙ったように(?)仕事が激ハードで気力体力共にすっかり体から出て行ってしまっていたけれど、siestaさん夫婦の顔を見たらムクムクと元気がみなぎってきた。蒸気の匂いも食欲増進。
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会のお話の前にちょっとだけ激ハードだった仕事の話を割込みで。
土曜日は平日よりも数時間早く店を閉める。いつもより営業時間が短いので、繁忙期には慌て顔のスタイリストが駆け込む事が多く、土曜日は平日よりもグッと忙しくなる可能性が高い(逆に暇な時は超暇なまま終わる・・・)。
春先は業界繁忙期に当たるので忙しいのは覚悟していたけれど、”朝一番にこういう現象があると忙しくなる”という私が勝手に作った傾向があって、その日は大ビンゴとなった。棚の隙間を走り回り、手を真っ黒にし、解ける髪の毛を乱暴に掻き分けながら、ヒーヒーと仕事に没頭した。
だから、siesta邸にお邪魔した時に真っ先に気になったのは「目の下にクマが出来てるんじゃないか」と言う事。お疲れ顔で人の家に上がりこむなんて失礼なヤツです、マッタク。
さてさて、そんな体力減少気味の私のパワーを漲らせたのは、もちろん粽と美味しい料理!大きな笹に包まれた粽は熱い蒸気に満ちた蒸篭の中でホクホクになっていて、香菜を添えていただくとアジアンな苦味と栗ともち米の甘さが絡まって絶妙。私は粽を作ったことがないので殊更に感動した。
ご主人が腕を振るった蟹玉もペロッと平らげてお腹いっぱい胸いっぱい。私はあまり和食以外のアジア食を作らないので、実は蟹玉のあんの味付けがイマイチ分からない。今度ご主人に料理教室を開いてもらおう。

そしていつものバトルトーク。旅の話から漫画の話まで弾丸トークは炸裂し、帰りの電車の中でも思い出し笑いしそうになるくらい面白かった。
席にいた全員が80年代に義務教育を含めた学生時代を過ごし、バブルが崩壊した後に社会人になった世代。そのせいか、出てくる時代話や感覚が近しくて、ツボを付いては大笑いまくっていた。異口同音に「バブル時代を経験してみたかった!」(笑)
電車の数も少なくなった夜遅くにおいとま。遅くまでお邪魔しちゃってスミマセンでした。コレに懲りずにまた遊びましょう~。
このエントリーはsiestaさんの『siesta/粽をたらふく』、
scandinavianistさんの『I'm a Scandinavianist/粽大会』にTBしています
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週末にsiestaさんのお家で見させていただいた『アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本』。
神宮前のCINQと駒沢のbiotopeが共同で自費出版した本で、2003年に亡くなられたフィンランドデザイン界の巨匠ヌルメスニエミが手がけた様々なプロダクトデザインや、奥様のヴォッコが語る夫との思い出などがギュッと詰まった素晴らしい本。
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scandinavianistさんの先週のエントリーで本の出版を知って街中の本屋さんを周ったのだけど、どこに行っても置いていなかった。CINQとbiotopeだけで店頭販売しているということで、お店に行かなければ手に入らない事を知ったのはもっと後になってから。
(biotopeではネットでの販売もしているそうなので、遠方の方でも入手可能の様ですヨ)
どうしようかなぁと思いながらsiestaさんのお家に遊びに行ったら、もう買い求めていたsiestaさんから、キャビネットの上にポットと一緒に並んでいたお目当ての本を見せていただけた。
実物を読ませてもらったらどうしても私も1冊手元に欲しくなり、日曜日にダッシュでCINQに出かけて1冊買った。白・茶・赤・黄・空色と積まれた本を前に胸の中で葛藤しつつ、欲しくても手に入らない空色のポットにちなんで空色の本を買うことにした。ティファニーカラーの本。可愛いっ(しかし茶色にも未練がある)。
ヌルメスニエミの出生からデザインの世界へ飛び込むまで、巨匠として活躍する姿、優しくユーモラスな夫としての顔、そんな彼の人生が、手がけた数々のプロダクトデザインと共に紹介されていて読み応えがある。
そして北欧ファンの間では余りにも有名なコーヒーポット!沢山のポットのカラーやデザインの違いが一目出来て面白い。あまりグッドコンディションの物が揃わない中で、これだけのポットを集めて掲載したのはお見事という感じ。
早速自分のポットを横に置いてチェックチェック。実は赤い1.5リットルのポットに続き、こっそり2個目の黄色いポットを買っていた私は、二つのポットの違いを本を片手に見比べる。
黄色いポットの蓋は窓付きの黒い取っ手が付いていたのだけれど、仕事場に移動した赤いポットの取っ手が壊れていたのでそちらと付け替えて、今では引き出しのつまみ取っ手のような物を取り付けてある。
どうやらもともとのデザインは2種類あって、覗き窓のない取っ手もあるらしく、そちらが良かったな~などと思ってみる。窓付き取っ手はお湯を沸かすと水滴がビッチリ付いて乾かすのが面倒なのだ・・・。
私のポットが、ヌルメスニエミが採用した黄色なのか、メーカーが採用した山吹色なのか大いに悩む。山吹色に見えなくもないが・・・黄色?山吹?
この本のそこかしこに、自費出版を楽しんだような空気が漂っている。書きたい事や思いを沢山詰め込んだような文章、取り貯めた写真、淡い明朝体のフォント。
そして何より、手書きでページの端を塗りつぶした黒い横顔。ページを開くとインクの滲みが中の方まで漏れこんでいて、それが何とも味わいがある。この黒さが実は買いたいと思った理由だったりする。
本を読んでいたら見た事のある電話機の写真が。・・・ワ~ォ!私が仕事場の方で持っている電話機ではないか!
仕事用に黒と黄色の2台を所有していたみたい。と言っても別のスタイリストからの委託品なので私の物ではないのだけれど、気がつかずして貴重な物を色違いで2台も持っていたことを知り一人でウキウキ。ムッシュに話して二人でウキウキ。
・・・でも、そんなに好みなデザインじゃないんですけどね。まぁ嬉しいものは嬉しいのです。
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長らく、手袋はデパートのセールで買ったワインレッドのツイードの物を身に着けていた。特に惚れこんで買ったわけでもないけれど特に嫌いな理由もなく、アップルグリーンのダッフルコートとの相性も良かったので、こだわりなく使っていた。
ところが冬の初めの伊勢丹で、気になる手袋を見つけてしまった。ピンクとブラウンとキャメルの3色のバリエーションがあるそれは、手の甲はハラコで平はやわらかい革。お値段を見て心の中で悲鳴を上げて棚に戻しながらも、胸の内側に引っかかっていた。
そして年が開けてしばらくして、結局その手袋は私の元にやってきた。黒と間違えそうなくらい濃いチョコレートブラウン。滑らかなハラコの手触りが気持ちいい。
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東京で電車通勤をしている分には、よほどの異常気象でない限りギリギリ手袋ナシでも暮らせると思う。肺までヒヤッとするくらい寒い長野で育ったせいか、寒がりの私でも東京の寒さは手袋くらい無くても大丈夫だと思った。
(首と腰から風邪をひく性質なのでババシャツとマフラーは必須なのですが)
でも手袋ナシで通勤するとさすがに手がかじかむ。仕事場に着いてすぐにPC操作や伝票書きをすると指先の動きが危うくて仕事にならない。だから、必須とは言わなくても一応手袋はちゃんと着けて出かけるようにしている。すぐに動けるようにね。
手袋の手の甲と親指の上(?)部分は手触りのようハラコになっている。指を通すとシルエットがちょっとモハモハと毛羽立ったように見えて可愛い。ハラコ好きの私をぎゅっと掴んで話さない何よりの理由がそのシルエットだ。
手の平の革がとても柔らかいので指先の動きは軽やか。手袋をしたまま携帯メールを打つのは無理だけれど、ポケットの中の物を探すくらいなら全然大丈夫。
なにしろお高い手袋(領収書に収入印紙が必要なくらい!)は、1/20くらいのお値段で棚の奥の方でグッタリと置いてあった。
ファミリーセールの大混雑の中で、人目に触れる前に奥に奥に押しやられてしまったらしい。伊勢丹で見つけた時の華やかさは陳列のすさまじさでかき消されてしまって、手に取ってからしばらくの間はアレとコレが同じ物とは思考回路が繋がらなかった。
激安の理由は指先の縫製のほつれ。
わずか1cmほつれただけでこの安さ・・・。これくらいなら自分で直せるかも・・・。
というわけで、サイズがバッチリなのを確認したら迷う事なくレジへ直行。めでたく私の手を温める事となった。久し振りにゴッドハンド復活の兆し。
若くもないお年頃になった最近は、昔のように毎シーズン同じアイテムを買い足す事もなくなり、気に入った物を延々と使うようになってきた(つまり毎年同じ服装とも言えなくもない・・・モニョモニョ)。
この手袋も長いお付き合いになりそうな予感がする。ハラコ故に禿げる可能性に怯えてはいるものの、味わいのある風合いに変化していくといいなぁと思ったり。
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無くてはならないRSSリーダーフレッシュリーダー。
1月末にリリースされたFresh ReaderというRSSリーダーをWebサーバーにインストールしてみた。
自分のPCかWebサーバーにインストールするリーダー。不特定多数のユーザーとシェアするASPタイプとは違って、自分のみ(若しくは自分が定めた少人数のユーザー)で利用できるのでサクサクと軽快に動く。
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以前はサイトを閲覧する習慣が無かったのに、blogを始めてからは気になるサイトのパトロールが日課となった。あちこちチェックしている内にブラウザのブックマークは膨れ上がり、手動でチェックするのは追いつかなくなった。
そこで今はRSSリーダーを使っている。これまで使っていた HatenaRSS と Hatenaアンテナに加えて本題のFreshReaderも仲間入り。
FreshReaderはRSS非配信サイトの新着チェックも出来るのが決め手になった(リンクテキストのみというのがツライが・・・)。占有できるので、多数ユーザーを抱えるBloglineのように時々重くなったりしないというのも魅力的。
マニュアルに沿って直接サーバーにインストール。パーミッションなどのややこしい設定が無くて分かりやすい。ユーザー設定を終えたらHatenaRSSのOPMLをインポートして完了。
借りているサーバーはCronが使えるので1時間おきに巡回する設定に。Cronが使えないサーバーでもオプションサービス利用でクロールできるようになるとか。
【良かった点】
・軽快。自分ひとりで使っているのでとても軽快。
・RSS配信をしていないサイトの新着情報も拾ってくれる
・2ペインで見やすいレイアウト
・国産なので、全ページ日本語で分かりやすい
・キーワード設定で未知の情報も入手できる
【今後に期待】
・未読/既読の振り分けを手動で出来ると嬉しい
・最新10エントリーを表示して、未読/既読を色分け表示だとなお嬉しい
・登録サイトのタイトルを手動編集出来ないのがツライ
・ラベル・フタグ付けも出来ると嬉しい
・全文/概要のみの選択をユーザーが出来ると嬉しい
ベータ版ということでまだ今後も新機能が加わる可能性は高く期待している。
ライセンスがあるので個人ユーザーは3.000円のお支払いが発生。ただし、ブロガーライセンスという無料コースがあるので、私の場合はこれに当てはまるのかな?!
AjaxインターフェイスのGoogleRSSreaderに期待していたら、予想に反してモサモサして使い辛かったので、そちらは諦めてFreshReaderに定着しそうな感じ。
とはいえ、人気サイト探しや好みのサイトを見つけやすいHatenaのシステムにも魅力があるので、しばらくは併用してもう少し使い比べてみようと思っている。
リーダーもブックマークも、自宅でも仕事場でも閲覧したいのでオンラインサービスはとても助かる。
ソーシャルブックマークは Hatenaブックマーク とBlogMarksを併用。del.icio.usにも激しく興味を持っているんだけれど、はてなの方が日本人ユーザーが多い分だけ国産の有益な情報が沢山収集できて便利かなぁと思っている。del.icio.usをお使いの方、どんな感じですか?
このエントリーは『My RSS 管理人 ブログ/フレッシュリーダー β2 版を公開します』にTBしています
==追記(3/1)==
3/1から製品版『フレッシュリーダー 1.0』がリリースされました。
β版よりも機能が充実したようで、従来からあったキーワード検索機能に加えて”関連サイト表示機能”が増えたのも楽しみ。Hatenaアンテナにある”お薦めサイト”で面白そうなサイトにである確率が高かったので、フレッシュリーダーのこの機能にも期待が沸く。
使い始めて1ヶ月弱、表示の速さやページ管理のしやすさが快適すぎて、今まで使っていたRSSリーダーはまったく使わなくなってしまった。
気になるライセンスについては、ブログ運営者やmixi日記運営者はライセンス申請をし、フレッシュリーダーに関するエントリーを掲載するなどの諸条件を満たせば無料で利用できるそう。
β版を使っている段階でかなり依存度が高くなっているので、製品版のライセンス申請もさっそくしてみますっ。

製品版を使えるようになったらまたレポートを書くかと思います。ムフ
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週末に出かけた『山本祐布子 「モードと手仕事」展』。出かけるきっかけになったのがこの一冊。
イラストレーターの山本祐布子さんが初めて手がけたスカート作りの本 『モードと手仕事』。同じ型紙から起こしたスカートに、繊細な刺繍や大胆なアップリケを施して、山本さんのドローイングを布の上で再現しているかのよう。
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手芸本というとA4サイズよりも大振りな本が多い中、この本は単行本サイズ。バッグに忍ばせるのに都合が良くて毎日の通勤で読みまくっていたら、買ったばかりだというのに表紙にダメージをつけてしまった。本はコンディションを保って読むのが好きな性質なので、このダメージには私の気持ちも大ダメージ。あぁ不注意とはいえガッカリ・・・。
ページを開くと、あるページには鮮やかなアップリケのスカートが、あるページには鉛筆で描かれたスケッチが、あるページには燦燦と日の当たる椿の花の写真が。手芸本とは思えない感じで、山本さんの作品集という趣の方が強い。
だから、初めて手に取った時には、巻末に作り方が書いてあるのを見てちょっと安心したくらい。さすがにスカートの写真だけでは私は型紙から起こして縫い上げる事なんて出来ないもの。
特に何かを作りたくて手芸本コーナーをうろついていたわけでもなく、発売情報を持っていたわけでもなく、ただ偶然にこの本が平積みされているのが目に留まった。あぁ綺麗な赤いスカートだなぁと思ってページをめくってみたら、魅惑の世界がそこには広がっていて、植物を描いた刺繍やフラットなかもめのアップリケなどなど、布の上に山本さんのイラストの全てが描かれているような感じを受けた。
モデルとしてスカートを身につけているのは山本さんご自身。ご自分が持ち合わせている洋服や靴と合うスカートを縫ってみたと言う通り、スカートだけではなくてスニーカーやミュール、シャツなど、バランスの良いコーディネートが目を引いた。
その中で山本さんが袖を通していた緑色の薄手のニット。これに私はやられてしまった。緑は私にとって見逃す事の出来ない色らしく、深く澄んだ緑をみると吸い込まれてしまう。
そう、私は山本さんのスカートではなく、私物の緑のニットに惹かれてこの本を買ってしまったという訳で、何とも不純な動機だったりする。でももちろん、スカート作品の全部を縫ってしまいたいくらい素敵だと思っている。
そういう私は恋焦がれているまま、まだ緑色のニットを手に出来ていない。でも、山本さんのスカート作品はどれを手にとっても緑のニットとの相性が抜群にいい事が分かったので、スカートをチクチクと縫いつつ、いつかは緑のニットに合わせてみようと夢描いてみるのもいいと思っている。
それから、丸い布にカラフルな刺繍をしたネックレス!これはギャラリーで実物を見てドキドキするほどステキだったので、これも絶対に作るんだっ。
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何年かぶりに吉祥寺にブラリ一人旅。ムッシュはオリンピックの開会式よりも早く出勤して行ったので、私は開会式をもらさずに見てから、洗濯をして着替えて井の頭線に乗る。馴染みが無い電車はお出かけ度数が上がった気がして、流れていく風景をしげしげと眺めてしまう。
2連休の初日を吉祥寺散策にあてたのは、ギャラリーfeveで19日まで開催されている『山本祐布子 「モードと手仕事」展』を見に行くため。先日買った同名タイトルの本を片手に、実際に山本さんが作られたスカートを目にするべく足を速める。
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ギャラリーfeveはとてもとても光の入り具合が綺麗なギャラリー。
2階にあるそのスペースは、大きな窓から太陽光が燦燦と入り、小さな階段スペースを見上げると空へと繋がっていそうな天窓がある。出かけた日はちょうど暖かな晴天だったので、冬の澄んだ空が見えて、窓の縁が額縁みたいにコバルト色を切り取った様になっていた。
その明るい空間いっぱいに、天上から吊り下げられた山本さんのスカートが揺らめいている。全て本に載っていた作品で、1枚ずつ触れたり覗き込んだりしながら、どんな風に作られているかを見る事が出来る(手に触れても体に合わせてみてもOKなのです)。
私はこの本を買って「これは絶対に1枚縫うぞ!」と意気込んでいたので、実際に作品を丹念に見られるのが嬉しくて、無言のままひたすら眺めまくった。
山本さんご自身も初日にいらっしゃっていて、ラッキーな事にmina perhonenの皆川さんご家族もいらっしゃった。以前、山本さんの切り絵作品やデッサンを皆川さんが絶賛していたので、こうやってお二人が揃って歓談されているのを見ると、同じ感性が引き合わせたようだなぁと思う。
私は以前からずっと気になっていたドローイングの本を買うことにした。そしたらギャラリーオーナーが声をかけて下さり、山本さんにサインを頂いてしまった!ワオ!
穏やかでニッコリと笑う山本さんは思いのほか声がシャキッとしていて、朗らかに笑いながら、スカートを縫うつもりだと意気込む私を応援して下さった。宣言したからには縫わなければ。がんばらねば。
それにしても、私は初対面の方とお会いすると緊張してシドロモドロになるなぁ。低い声で支離滅裂な話をしていて恥ずかしい。何とかならないもんかしら・・・。
ギャラリーを出た後は、同じ建物の地下にあるパン屋さんに行き、ブラブラと歩きながら『横尾』というカフェで驚くほど美味しい味噌が添えられた温野菜ランチにとろけた。失礼ながら作り方を教わってホクホク。居心地の良い空間にのんびり。
迷子になりつつビーズ屋さんを覗きこみつつ、ユザワヤできりきり舞いになりつつ、吉祥寺を気ままに歩いて、暗くなる前に帰宅の途についた。いつもトップリと暗くなってから帰るけれど、夕焼けの時間を電車で動くのも悪くない。





来る度に感じる事は、吉祥寺は住みやすそうな街だという事。駅前界隈にはパルコや伊勢丹や東急があって、ちょっと歩けば長く延びる商店街の脇の小道に隠れたお店が沢山ある。気が向いたら井の頭公園に行くも良し。都心にいくなら始発駅だから座ったまま快適に出られるし。
コンパクトに生活のちょっとした楽しみがまとまっていて、”東京で一番住んでみたいエリア”として根強い人気があるのも頷ける。
いいなぁ。いいなぁ。住んでみたいなぁ。
いや、自分の住む街も好きですよ。でも、引越し好きの私は住んでみたい場所が沢山あるのです。吉祥寺もその候補なり。
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アタフタと過ごす寒々しい冬の毎日。眉間に皺を寄せて寒さと忙しさと対決していたらすっかり情報アンテナが停滞してしまったようで、出歩く事も無く色気のない生活になっていた。
見越したのかどうなのか、なぜか時を同じくしていろんな方々からラブリーのおすそ分けを頂いた。それは甘いスイーツであったり、可愛らしいコースターであったり、お花であったり、熱を再燃する切手であったり、久し振りの顔であったり。
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ボンヤリと時間を流している自分にビシ~ッときた。
自分の事がこんなボヤけ具合だから、当然ながら周りへの思いやりとか小さな気持ちのプレゼントまで行き届いていない。むしろ不精さが祟って失礼なくらいの雲隠れwatalissぶり。遠くに住む旧友への結婚記念プレゼントを何にするか迷っているうちに2週間も経ってしまうような有様だ。あぁ自己嫌悪・・・。
こうやってblogを経由していろんな方とお知り合いになると、いかに周りの方々は丁寧な暮らしをしているかを実感する。自分にとって居心地の良い暮らしやペースを掴む努力を怠らず、その前向きな姿勢は周囲に対しても隔てなく注がれる。
旅先からのお手紙。他愛も無いお喋り。先方に負担にならないくらいの気の利いたセンスの光るプレゼント。さりげなく届くメール。どれもこれも、簡単に出来るようでいて実は手間が掛かる大変な事。
大人が1時間でも1分でも時間を割いて、先方に想いを寄せて作業をする。仕事で疲れているだろうに、別のお付き合いもあるだろうに、やらなきゃいけない事は沢山あるだろうに、貴重な時間はこうやって割かれていき、いつしか深い絆と言う形に変化する。
私は実のところ、この”絆”を作るのがうまくない。全ては不精な性格が災いしているのだけれど、「その内・・・」とか「次の機会で・・・」などとさしたる急用もないくせに先送りしている内に、顔を出すのも恐縮するくらいご無沙汰な距離が出来てしまう。
だから、旅のお手紙アドレスに私を加えていただいたり、何かのイベントに誘って下さったり、季節の折々に胸がキュンと来るような贈り物を頂くと、私は嬉しさの裏っ側で、積極的な行動への羨望と、親切心を裏切りそうな不安がぐちゃ混ぜになる。そして、そんな事を考える自分がバカだなぁと心底思う。
悩む事はない、迷う事はない。この『ズクなし性格』(長野弁なのよネ。面倒くさがりの意)を直せばいいのだよ、自分。相手の思いを嬉しく受け止めながら、私の嬉しさも冷めないうちに伝えればいい。
簡単じゃないけれど、でも答えはそこに出ているのだから、後は一歩進むだけ。
なんだかナーバスなエントリーだけど、私はいたって元気モリモリなのでご心配なくね。前よりももっとパワーアップするべく、ズクなし性格改善に向けて頑張りますっ。
そんなこんなで(?!)、嬉しいスーベニールを有難う!!!
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